レース種類に応じた疲労とパフォーマンスの関係

【レース対策情報・レース戦術】【期分け・練習計画】2011年9月20日 18:20

パワー トレーニング バイブルの著者が、200名の選手に自己ベストのパワーが出た際のTSB(トレーニング・ストレス・バランス)を聞き取り調査したところ、持続時間が5分未満の運動については、TSBがプラス寄り(疲労が抜けた状態の時)にベストが出る傾向にあることが明確に確認された。

 

レース種類に応じた疲労とパフォーマンスの関係

■短時間・高強度のレース前には疲労をしっかり抜くことが大切

この理由は、5分未満の運動では神経筋パワーや無酸素運動能力の重要性が高いが、これらは疲労が抜けて体が元気な時に最高になるからだと考えられる。よってクリテリウムのようなの短時間・高強度の無酸素運動が重要になるレース前には、テーパリング期間を設けるか休息を取り疲労をしっかり抜くことが大切になるといえるだろう。

■有酸素運動能力が重要になるレースでは体力(CTL)を高めることが重要

これとは逆に、ロードレースのように長距離の競技の場合は、有酸素運動であり疲労が抜けて元気な状態にあるかどうかは関係ないとの指摘がある。それよりも地道にトレーニングを積み上げ体力(CTL=長期トレーニング負荷)がどこまで高まっているかが重要になるので、レース前にテーパリングや休息を過度に取る必要はないといえる。

 

参考文献

  • ハンター・アレン アンドリュー・コーガン博士・『パワー トレーニング バイブル』・P207(仮)・OVERLANDER株式会社