レースでよいパフォーマンスを発揮するためのコツ【レース最終局面編】

【レース対策情報・レース戦術】2012年10月5日 07:19

レースの最終局面では、アタック合戦や集団スプリントなどといった熾烈な攻防が続くことが多い。今回はTRAINING4CYCLISTS.comを参考に「レースでよいパフォーマンスを発揮するためのコツ【レース最終局面編】」を紹介する。

 

レースでよいパフォーマンスを発揮するためのコツ【レース最終局面編】

■スプリント前の位置取り

最速のスプリンターでも、位置取りを誤ってしまうと勝つのは難しくなる。

有力なスプリンターがわかっていれば、その近くのポジションをキープすることで、先頭付近の好ポジションを確保しやすくなるだろう。

もしアシストしてくれるチーム・メイトがいれば、理想的な位置取りができる可能性はかなり高まる。

■ギアの選択

ライバル選手のアタックに機敏に反応できるように、いつでもギア・チェンジできるように備えておく。また常に最適なギアに合わせておくように心がける。ギアが適切であれば、ゴール・スプリントでも最高速度まで上げることができるだろう。

レース展開にもよるが、通常はラスト200mまではギア・チェンジは避けた方がよいだろう。

■戦術プランを頭に入れておく

ロード・レースでは、戦術がかなり重要になることが多い。しかしノープランで臨んでしまうと、いざという時に効果的に動けない可能性があるので、レース前にレース全体のプランを作成し、頭に入れておくとよいだろう。

また走行中の様子をイメージし、レース・プラン(戦術プラン)をざっとおさらいしておくのもおすすめだ。

■アタックとカウンター・アタック

ゴールが近づくにつれて、何回もアタックがかかることは珍しくないので、「アタックがあるかも知れない」と心の準備をしておいたほうがよいだろう。

また、誰がアタックしたかにも注意を払う。強豪選手がアタックしたのであれば、レースを決定づける動きになる可能性が高いので、何としても食らいついたほうがよいだろう。

■他の選手を利用する

他の選手が戦術的な動きをした場合、これを自分にとって有利になるよう利用できるケースがある。例えば、ライバル選手の逃げに付き位置で便乗するといったケースが考えられる。

■体の接触

レースの最終局面では「食うか食われるか」の過酷な状況になることが少なくない。ひじが当たるといった体の接触も起こり得るので、心の準備をしておこう。

■スプリント

ゴール・スプリントでは、通常たった一回しか全力を振り絞ることはないので(「やり直しがきかない」ので)仕掛けるタイミングがひじょうに重要になる。ベストの位置取りから「早すぎず、遅すぎず」のタイミングでスプリントを開始するように心がける。

風が強い場合は、自分にとって有利になるよう風向きも計算にいれたほうがよいだろう。

 

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