レースでよいパフォーマンスを発揮するためのコツ【レース戦術編】

【レース対策情報・レース戦術】2012年10月15日 07:00

ロード・レースでは時として戦術面が順位に大きく影響することがある。今回は、TRAINING4CYCLISTS.comを参考に「レースでよいパフォーマンスを発揮するためのコツ【レース戦術編】」を紹介する。

 

レースでよいパフォーマンスを発揮するためのコツ【レース戦術編】

■プランAにこだわる

重要レース前には、レース・プランを何度も何度も繰り返し頭で思い描きイメージ・トレーニングをするかも知れない。しかし、一旦レースが始まると時々刻々と変わる状況に動揺し、「戦術を変えたい」という誘惑にかられることもあるだろう。

このような時は「思い描いてきたメインのシナリオであるプランAは、自分にとって有利にレースをすすめるためのもの」ということを思い出し、可能な限りプランAにこだわったほうがよいだろう。

■プランBを考えておく

とはいうものの、レース中には予期せぬ出来事が起こり得る。そこで、プランAがうまくいかなかった時に備えて、バック・アップ用のプランBを考えておこう。

「プランAは完全に破たんした」という状況になったら、いつでもプランBに切り替えられるよう心の準備をしておこう。

■アンフェアな戦術への対応

ロード・レースのルールや不文律(暗黙のルール)に反するようなアンフェアな戦術は、厳に慎むべきだろう。

しかし、自分たちがそのようなことをしないとしても、他の選手が卑怯な戦術を取る可能性はある。そのような可能性があることを頭に入れ心の準備をしておけば、状況に応じて適切に対応できるだろう。

■チャンスを活かす

レース中には予期しないことが起こり、自分にとってチャンスとなるケースもある。例えば、ライバルが落車に巻き込まれ、自分は回避できるといったケースが考えられる。ライバルの状態は心配かもしれないが「チャンスはチャンス」として、小さなものでも最大限に活用したほうがよいだろう。

■天気の活用や対応

レース前には天気予報を必ずチェックしておき、レース戦術に反映させるとよいだろう。例えば「風が強い日はなるべくエネルギーを浪費しないように集団の中に潜む」「横風の強い区間でアタックする」といったことが考えられる。

また、いざレース当日に雨や風といった悪条件になっても狼狽しないように、普段からあらゆる天候で練習しておいたほうがよいだろう。

 

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