パワー・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.1 パワー・メーターの6つの方式

【立ち読み版】2011年7月30日 07:00

第2章パワー・メーター

たいていのサイクリストやトライアスロン選手は, 一度, パワー・メーターのことやそのメリットを耳にし, ライバルたちがレースや練習でパワー・メーターを使っているのを見たら, こう聞きます。「どれが自分にぴったりなのだろう」他には, 次のような質問をするでしょう。


「どのパワー・メーターの技術が最高なのだろう」
「値段はどうだろう。どのモデルが, いちばん費用対効果が高いのだろう」
「どのモデルも同じ機能がついていて, 操作が簡単なのだろうか」
「どのタイプが, もっともトラブルが少ないのだろうか」
「グラフの意味を理解するには, コンピューターや運動生理学の学位がいるのではないか」


そんな疑問にお答えするために, 現在市場に出回っているパワー・メーターの種類と, それぞれの長所・短所を手短に見ていきましょう。各機材の機能の比較表は, 本章の後半にある表2.1 をご参照下さい。

 

パワー・メーターの機材

パワー・メーターの機材は, 現在のところメーカーごとにかなり仕様が異なります。これは各メーカーが, 個別にかなり異なる技術アプローチを取っていることによるもので, 基本的には次の6つに分類できます。

  1. クランク組み込み方式

  2. ハブ組み込み方式

  3. チェーンステー装着方式

  4. ボトム・ブラケット組み込み方式

  5. 反対サイドの力を利用する方式

  6. ペダル組み込み方式

 

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