サイクリスト・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.35 「トレーニング十則」 二、一貫性のあるトレーニングをする(2)トレーニング理念と照らし合わせるための問い

【立ち読み版】2012年11月7日 06:30

「トレーニング十則」 二、一貫性のあるトレーニングをする(2)

■トレーニング理念と照らし合わせるための問い

体力や体調は、絶えず変化しています。

練習を頻繁に休めば体力は次第に低下していきますが、だからと言って病気のときも練習をすべきではありません。休養は適切なタイミングで取らなくてはいけません。

あなたは普段、下記の状況にあるときにどう対処しているでしょうか?

  • 疲れているが、ハードなトレーニングを予定している。
  • 疲労を感じて休養をとっても、体力が低下するのではないかと不安がある。
  • ライバルが自分より長い時間を練習していると想像してしまう。
  • 練習仲間のペースが速すぎると感じている。
  • インターバルトレーニングをする余力が、あと1回しかないと感じる。
  • もう少し練習できるとは思うが、確信はない。
  • レースの出来が悪かった。
  • 伸び悩み(プラトー)の時期にあると感じる、または体力が低下したように感じる。

「練習量は多い方が良い」と考えている人は、本書のトレーニング理念である「その時期に適切な、明確な目的を持ったトレーニングを必要最小限行い、継続的な改善を実現すること」の視点で、あらためてこれらの質問への答えを考えてみてください。今までとは違った答えが得られるはずです。

 

※この記事は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE CYCLIST'S TRAINING BIBLE 4TH EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』は、わかりやすく最も信頼のおける自転車トレーニング教本として名高い世界的ベストセラーの日本語版です。■

 

著者紹介

ジョー・フリールジョー・フリール

ジョー・フリールは、1980年から持久系アスリートを指導してきました。依頼者はアマチュアからプロのロードサイクリスト、マウンテンバイク選手、トライアスロン選手、デュアスロン選手、水泳選手、ランナーと多岐にわたります。米国内だけでなく海外の国内チャンピオン、世界選手権に出場するような一流選手、オリンピック選手など、世界中のアスリートが、フリールの指導を受けてきました。

本書以外にも、彼の著書には、『Cycling Past 50』、『Precision Heart Rate Training』(共著)、『The Triathlete’s Training Bible』『The Mountain Biker’s Training Bible』『Going Long: Training for Ironman-Distance Triathlons』(共著)、『The Paleo Diet for Athletes』(共著)、『Total Heart Rate Training』『Your First Triathlon』などがあります。また、フリールは運動科学の修士号を取得しています。

『Velo News』『Inside Triathlon』などの雑誌のコラムニストとしても活躍し、海外の出版物やウェブ・サイトにも特集記事を寄稿。スポーツ・トレーニングの権威として、『ニューヨーク・タイムズ』『アウトサイド』『ロサンゼルス・タイムズ』などをはじめとする、大手出版社などのメディアからも頻繁にコメントを求められています。また、米国のオリンピック関連の各連盟にもアドバイスを提供しています。

フリールは、持久系のアスリートのトレーニングやレースについて、世界中でセミナーやキャンプを行い、フィットネス産業の諸企業へアドバイザーとしても活躍しています。彼は毎年、もっとも将来性の高い優れたコーチを複数名選び、一流のコーチの仲間入りができるよう、彼らの成長を見守っています。

 

訳者紹介

児島 修

1970年生。立命館大学文学部卒(心理学専攻)。スポーツ、ビジネス、ITなどの分野で活躍中。訳書に『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』(OVERLANDER株式会社)、『シークレット・レース』(小学館文庫)、『マーク・カヴェンディッシュ』(未知谷)などがある。