トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.74 回復において仮眠に勝るものはない

【立ち読み版】2013年2月23日 01:14

回復において仮眠に勝るものはない

■BT練習後は回復促進のテクニックを使う

「ブレークスルー(Breakthrough)」練習(BT)を行ったら、その後の6~9時間は、回復にも意欲的に取り組みましょう。そのためには、回復を促進するためのテクニックを使います。

最も基本的なテクニックは、たっぷり睡眠をとることです。回復において仮眠に勝るものはありません。入眠30分後から成長ホルモンがパルス状分泌(訳者注:一定周期の律動的な分泌)されるからです。練習後に30~60分間仮眠をとるほか、夜も十分な睡眠時間を確保しましょう。これは大体7~9時間です。毎晩の睡眠時間はこの程度の時間を目安とするとよいでしょう。

ほかの回復のテクニックは人によって異なります。いくつか試してみて、自分に一番合うものを見つける必要があります。補足「回復のテクニック」としていくつか紹介しましたので参考にしてください。紹介したテクニックをいくつか使えば、回復を促進し、できるだけ早く練習に戻ることができます。以下の図はそのプロセスを図に示したものです。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■