トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.101 ハンドルバーリーチ(ステム長)、ハンドルバー角度の調整方法

【立ち読み版】2013年2月23日 01:41

ハンドルバーリーチ(ステム長)、ハンドルバー角度の調整方法

ハンドルバーを下げたときは、サドルを若干前方に動かし、太腿と体幹の角度を広げます。このようにしないと、負荷は大きくなります。

ハンドルバーリーチ、つまりステム長が適性であれば、エアロポジションをとったとき、耳は肘より前に出ます。大体の目安としては、サドルノーズからハンドルバーの後部までの長さは、肘の後ろから伸ばした指の先までの長さよりも1~1.5インチ(約2.5~3.8cm)長い状態です。

エアロバーの高さがニュートラルの場合、曲げた肘の内側と比べ、手の下部(小指側の部分)は下に位置し、手の上部(親指側の部分)は上に位置することになります。ハンドルバーリーチと角度は以下に図示したとおりです。ほかの部分の調整と同じく、ニュートラルポジションに少し調整を加えるだけで乗り心地さが改善されることもあります。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■