トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.102 ペダルケイデンス

【立ち読み版】2013年2月23日 01:42

ペダルケイデンス

■クランクアーム長やサドル高との関係

バイクのエコノミーを左右するのは「人とバイクの一体感」です。この 2 つがうまくかみ合っているかどうかが、経済的なケイデンスを選ぶ際の重要な決定要素になります。たとえば、クランクアームが短いと高いケイデンスで回しやすくなり、サドル位置が高いとケイデンスは低くなります。

■ケイデンスの高低の影響

トライアスロンでは、ケイデンスによって、バイクパートでの感覚だけでなく、次に控えているランでの脚の感覚も変わります。ケイデンスが低いと膝や筋肉にストレスがかかり、大きな筋力が必要となります。ケイデンスが高いと代謝能力を上げる必要が生じ、呼吸が激しくなるといった状態を引き起こします。つまり、高ケイデンスでは筋肉疲労は最小限に抑えられるが、少なくとも動作に慣れるまでは多くのエネルギーを消費する、ということです。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■