トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.122 日々のデータの記録方法

【立ち読み版】2013年2月23日 02:02

日々のデータの記録方法

■日誌は紙ベースでつけてもよい

それでは、日々のデータはどこに記録しておけばよいのでしょうか。記録する方法によって、真面目に記録を続けられるかが、決まります。もし最新の方法を使って記録し、詳細に分析することが苦手でなければ、コンピューターのソフトウェアを使った日誌がよいでしょう。私は長年、選手からこうした記録用ソフトの作成を頼まれていましたが、やっと www.TrainingPeaks.com で公開することができました。しかし、練習後すぐに PCを立ち上げる気がない人には、PCで日誌を管理する方法は合わないかもしれません。従来の紙ベースで日誌をつけましょう。

エリート選手の多くはシンプルなノートを使い、そこに記録しておきたいことを、決まったフォーマットにこだわらずに書き込んでいます。また、基本のフォーマットを作り、そのコピーをルーズリーフにして記録する選手もいます。

付録 Eには、本章で推奨しているフォーマットを載せていますので、これをコピーして使ってもよいでしょう。または、拙著『Triathlete's Training Diary』はこのフォーマットを基にした、らせん綴じのノートになっています。これはVeloPress(www.velopress.com)で購入できます。そのほか、本書の付録 Fに記載されているレース評価フォームを、トレーニング日誌と合わせて見直せば、自分のトレーニングの有効性を判断することができるでしょう。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■