ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.74 レースで限界に全力で挑む

【立ち読み版】2013年6月6日 06:30

レースで限界に全力で挑む

■継続的な改善という観点から

私は、限界近く、あるいは限界を超えた走りを頻繁に行うことを勧めているのではありません。それは、継続的な改善という観点からも、最適な方法とは言えません。

限界に全力で挑むのは、レースのときにとっておきましょう。

■回復時間の問題、怪我、オーバートレーニングのリスク

極限に挑戦すれば、回復に時間がかかり、トレーニングの進捗が妨げられてしまいます。また、怪我とオーバートレーニングのリスクも大きく高まります(9章のコラム「オーバートレーニングの徴候」を参照)。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■