ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.29 燃料としての脂肪(2) 筋肉に脂肪を使うことを覚え込ませ、燃料効率を上げる

【立ち読み版】2013年4月4日 05:32

燃料としての脂肪(2) 筋肉に脂肪を使うことを覚え込ませ、燃料効率を上げる

■脂質をエネルギーとする割合はトレーニングで高められる

また、前述したように、脂肪をエネルギーにして運動を続けていくには、絶えず糖質を供給しなければなりません。しかしトレーニングによって、比較的高い運動強度でも「全身のほとんどの筋肉での、脂質をエネルギーとする割合」を高められます。

逆に、トレーニングの方法によっては、筋肉が糖質を優先的にエネルギー源として使うようになる場合があります。

■筋肉に脂肪を使うことを覚え込ませ、燃料効率を上げる

体が取り込むことができる糖質には限界があり、補充するよりも早く運動によって使われてしまうこともあります。筋肉に脂肪を使うことを覚え込ませることは、燃料効率の面で、とても有効なのです。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■