トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.5 個人差はあるが、すべての選手に共通することもたくさんある

【立ち読み版】2013年2月23日 00:04

個人差はあるが、すべての選手に共通することもたくさんある

■経験を積むほど、トレーニングに対する疑問も複雑になる

経験が豊富なトライアスリートでもわからないことはありますが、それはこのトライアスロンという競技がいかに複雑かをよく理解しているからです。

ベテラン選手が知りたいのは、「体力がピークに達するのはいつか」、「オーバートレーニングに陥らずに体力を最大限高めるにはトレーニングをどう組み合わせるのか」、「回復を早めてトレーニング回数を増やす方法はないだろうか」といったことです。

しかし実のところ、経験を積めば積むほど、トレーニングに対する疑問もいっそう複雑になるのです。

本書の目的は、こうした疑問に答えることです。

■個人差はあるが、すべての選手に共通することもたくさんある

ただし、疑問に対する答えが1つずつであるとは限りません。人には個人差があるため、マルチスポーツでは選手の数だけトレーニングの数があります。

その反面、経験、年齢、性別、素質の差を超えた、すべての選手に共通することもたくさんあります。たとえば、エネルギー源、骨や筋肉の数とその構造、神経系の働きは誰でも同じなのです。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■