サイクリスト・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.34 「トレーニング十則」 二、一貫性のあるトレーニングをする(1)トレーニングに少しずつ変化をつける

【立ち読み版】2012年11月6日 06:30

「トレーニング十則」 二、一貫性のあるトレーニングをする(1)

■反復練習の効果

身体は反復的な練習によって強化されます。できるだけ毎週、ほぼ同じような内容のトレーニングを行うようにしましょう。規則正しいトレーニングは、良い変化をもたらします。

■少しずつ変化をつける

ただし、毎週来る日も来る日もまったく同じ内容の練習をしなければならないわけではありません。変化を取り入れることによっても、成長を促せます。

本書の後半で詳しく見ていくように、年間のトレーニングを通してみると、わずかな変化が常に存在していることに気づくでしょう。そのなかには、ごく小さな変化もあります。

たとえば、基礎強化期間中に1週間の練習時間を1時間増やしても、その変化ははっきりとはわからないことが多いでしょう。

■一貫性が崩れる原因

一貫性が崩れるのは、主として「適度な練習」という原則に従わないことが原因です。1回または1週間の練習があまりにもハードだと、過度の疲労や病気、バーンアウト(燃え尽き)、怪我などが生じやすくなります。

 

※この記事は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE CYCLIST'S TRAINING BIBLE 4TH EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』は、わかりやすく最も信頼のおける自転車トレーニング教本として名高い世界的ベストセラーの日本語版です。■

 

著者紹介

ジョー・フリールジョー・フリール

ジョー・フリールは、1980年から持久系アスリートを指導してきました。依頼者はアマチュアからプロのロードサイクリスト、マウンテンバイク選手、トライアスロン選手、デュアスロン選手、水泳選手、ランナーと多岐にわたります。米国内だけでなく海外の国内チャンピオン、世界選手権に出場するような一流選手、オリンピック選手など、世界中のアスリートが、フリールの指導を受けてきました。

本書以外にも、彼の著書には、『Cycling Past 50』、『Precision Heart Rate Training』(共著)、『The Triathlete’s Training Bible』『The Mountain Biker’s Training Bible』『Going Long: Training for Ironman-Distance Triathlons』(共著)、『The Paleo Diet for Athletes』(共著)、『Total Heart Rate Training』『Your First Triathlon』などがあります。また、フリールは運動科学の修士号を取得しています。

『Velo News』『Inside Triathlon』などの雑誌のコラムニストとしても活躍し、海外の出版物やウェブ・サイトにも特集記事を寄稿。スポーツ・トレーニングの権威として、『ニューヨーク・タイムズ』『アウトサイド』『ロサンゼルス・タイムズ』などをはじめとする、大手出版社などのメディアからも頻繁にコメントを求められています。また、米国のオリンピック関連の各連盟にもアドバイスを提供しています。

フリールは、持久系のアスリートのトレーニングやレースについて、世界中でセミナーやキャンプを行い、フィットネス産業の諸企業へアドバイザーとしても活躍しています。彼は毎年、もっとも将来性の高い優れたコーチを複数名選び、一流のコーチの仲間入りができるよう、彼らの成長を見守っています。

 

訳者紹介

児島 修

1970年生。立命館大学文学部卒(心理学専攻)。スポーツ、ビジネス、ITなどの分野で活躍中。訳書に『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』(OVERLANDER株式会社)、『シークレット・レース』(小学館文庫)、『マーク・カヴェンディッシュ』(未知谷)などがある。