トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.107 スピニング

【立ち読み版】2013年2月23日 01:47

スピニング

■後輪の音によく耳を澄ませる

インドア・トレーナーやローラーの上で気持ちよく高ケイデンス・軽いギアで回します。

このとき、後輪の音によく耳を澄ませます。ファンが回っているようなヒュ、ヒュ、ヒュという音が断続的に聞こえ、それが常にスピードを変えている場合は、ペダリングが不安定で一定せず、ダウンストロークに力が入り過ぎています。このような場合は、体重が左右にぶれた結果、下にかかる力が倍加していることが考えられます。上体を揺らさずにスムーズにペダルを踏むことに集中しましょう。そうすると後輪の音は「ヒュー」という連続音になり途切れることがなくなります。

なかなかこのような音にならない場合は、ペダリングがスムーズになるまでレジスタンスを落とします。再度レジスタンスを上げるときは、リラックスしたペダリングを維持するようにしましょう。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■