ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.15 エネルギー源(1) 有酸素系と無酸素系

【立ち読み版】2013年3月15日 06:30

エネルギー源(1) 有酸素系と無酸素系

■エンジンの作動には燃料が必要

車のイグニッションキーを回してエンジンを作動させるには、燃料(ガソリン、ディーゼル、あるいは発酵させた有機肥料)をエンジンに送り込まなければなりません。点火プラグがスパークして火花が発生しても、燃料タンクが空であれば、着火しません。

■ATP(アデノシン3リン酸)

筋肉は、ATP(アデノシン3リン酸)と呼ばれる物質を燃料にして動きます。そして、車と同じように、動き続けるためには絶えず筋肉に燃料を供給しなければなりません。筋肉がタスク(たとえば、ペダルを漕ぐ)を命じられると、エネルギー系はこれに応じるために、エネルギー源をATPに変換し続けなくてはなりません。

■有酸素系と無酸素系

人間の身体には、筋肉の収縮活動のために必要な燃料を供給するエネルギー系が2つあります。これらは、有酸素系と無酸素系と呼ばれています。身体に蓄えられたエネルギーは、この2つのエネルギー系のどちらか一方、あるいは両方を用いて燃料に換えられます。

エネルギー系に供給されるエネルギー源になるのは、糖質と脂肪、そして若干のタンパク質です。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■