ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.20 燃料としての糖質(4) 糖質の体内貯蔵量

【立ち読み版】2013年3月22日 06:30

燃料としての糖質(4) 糖質の体内貯蔵量

■糖質の体内貯蔵量に影響する要因

身体に蓄えられる糖質(筋肉や肝臓にグリコーゲンとして、血液中にグリコースとして)の量には、常に限りがあります。貯蔵量に影響する要因には、疲労の状態(最近の身体活動のレベル)、糖質を保存しやすくするための訓練の程度、直前の食事の量とタイミングなどがあります。

■糖質の体内貯蔵量

貯蔵量は、身体のサイズによっても異なりますが、最大に蓄えられた状態で、約1,500kcalから2,000kcal程度です。これは、高強度の運動を60分から90分持続するのであれば、十分な糖質エネルギー量といえます。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■