ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.21 燃料としての糖質(5) 体は糖質を使って脂肪を燃やす

【立ち読み版】2013年3月25日 06:30

燃料としての糖質(5) 体は糖質を使って脂肪を燃やす

■糖質の枯渇がタンパク質の分解につながる場合もある

高強度または長時間のサイクリングの前、最中、後には、糖質を補充しなければなりません。

糖質の枯渇は、長くハードな運動で体感する疲労の主な原因であり、体内のタンパク質の分解にもつながる場合もあります。

■体は糖質を使って脂肪を燃やす

また、体内の糖質を維持するのが重要なのは、糖質は脂肪を燃やすためにも用いられるためでもあります。糖質が分解されると、脂肪の燃焼を促す副産物がつくられます。「脂肪は、糖質の炎で燃える」―つまり体は、糖質を使って脂肪を燃やすのです。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■