ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.63 タイプIIの筋繊維

【立ち読み版】2013年5月22日 06:30

タイプIIの筋繊維

タイプIIの筋繊維には、タイプIIAとタイプIIBの2種類があります。

■タイプIIA(FOG):収縮速度が速いが、エネルギーが枯渇するのも速い

タイプIIAの筋繊維は、FOG(Fast=速い、Oxidative=酸化的、Glycolytic=解糖)繊維として知られています。解糖とは酸素を使わずに糖質を燃やせること、酸化的とは糖質を有酸素によって燃やせることを意味します。

タイプIに比べて、収縮速度が速いですが、エネルギーが枯渇するのも速くなります。

ベース・トレーニングの中盤および終盤における目標の1つは、これらの筋繊維が機能する方法に影響を与えることです。つまり、これらをできる限り好気的(有酸素的)な運動に貢献するようトレーニングすることで、持久系の運動でのメリットになるのです。

■タイプⅡb(FG):ひじょうに素早く収縮できるが、大量の糖質を使う

タイプIIbの筋繊維は、糖質を無酸素(嫌気的)で燃やす筋繊維です。ひじょうに素早く収縮でき、高速で力強い動きを作り出すために使われます。FG(Fast=速い、Glycolytic=解糖)繊維とも呼ばれます。

この筋繊維は、レーシングカーがハイオクの燃料を消費するように大量の糖質を使います。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■