ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.69 筋肉の付着部(2)不適切なサドル高と腱炎の関係

【立ち読み版】2013年5月30日 06:30

筋肉の付着部(2)不適切なサドル高と腱炎の関係

■不適切なサドル高と腱炎の関係

膝蓋腱炎と脚の裏側の腱炎は、不適切なサドル高によっても生じます。

常に腱炎を招くとは限りませんが、サドルの高さが不適当だと、ひざの前後に痛みが生じやすくなります。

サドルが低すぎるか、前すぎると、ひざの前部を傷めやすくなります。サドルが高すぎるか、後ろすぎる場合は、ひざの裏側を傷めやすくなります。

■ひざ周辺の痛みに影響する要因

ひざおよびその周辺の痛みは、「バイクフィット」(6章の後半のセクション「バイクフィット」を参照)に関連する様々な要因、トレーニングや筋力への負荷の急激な増加、クリート調整、他のトレーニングとは無関係の身体的な問題などよって生じます。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■