ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.54 有酸素系の能力の調べ方:実験室でのテスト

【立ち読み版】2013年5月9日 06:30

有酸素系の能力の調べ方:実験室でのテスト

■有酸素系は脂肪を燃焼できる

有酸素系は、無酸素系と違い、脂肪を燃焼(ATPに変換)できます。適切なトレーニングをすることで、やせたアスリートの体にも豊富に蓄えられている脂肪を用いて、サイクリングに必要なエネルギーを供給する能力を高められます。

■実験室でのテスト

実験室でのテストによって、様々な強度の運動において、アスリートが脂肪と糖質をどの程度の割合でエネルギー源としているかを測定できます。

有酸素系の能力が不足しているアスリートはすぐにわかります。これらのアスリートは、低強度の運動でも糖質を多く用いているからです。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■