ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト【立ち読み版】vol.111 レース前に、自分が運動中に補給できるカロリーを調べておく

【立ち読み版】2013年7月29日 06:30

レース前に、自分が運動中に補給できるカロリーを調べておく

■レース中のカロリー摂取量を増やすことで持久系のパフォーマンスが向上する場合もある

私が指導したアスリートでも、レース中のカロリー摂取量を増やすことによって、単独の24時間マウンテン・バイクレースのようなウルトラ系の持久系レースでのパフォーマンスが向上したケースがあります。

■レース前に、自分が運動中に補給できるカロリーを調べておく

これらの選手は、トレーニング中にカロリー摂取を実践し、レース前に、どれだけ自分の体が運動中にエネルギーを補給できるかを把握することに努めていました。

私は、長時間の走行中、1時間に400~600kcalを消化できる、体重165ポンド(75kg)のアスリートを何人も指導したことがあります。彼らは走行中にエネルギーを補給することで、運動を持続し、疲労を遅らせることができます。

ペースや強度が増えるにつれ、身体が取り入れられる燃料の量も大きく減少します。

 

※この記事は、『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』児島修訳・OVERLANDER株式会社(原題:『BASE BUILDING for CYCLISTS』トーマス・チャップル著・velopress)の立ち読み版です。『ベース・ビルディング・フォー・サイクリスト』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』を下敷きにした、1年のなかでも最も重要でありながら、最も理解されにくい時期でもある「基礎期(ベーストレーニング期)」に、どのようにトレーニングすべきかを詳しく掘り下げた好著です。■