トライアスリート・トレーニング・バイブル【立ち読み版】vol.46 ステイルネス(活力低下)に陥った時にありがちな間違い

【立ち読み版】2013年2月23日 00:46

ステイルネス(活力低下)に陥った時にありがちな間違い

■ステイルネス(活力低下)とは?

オーバートレーニングは、「トレーニングと休養のバランスの悪さが原因で、運動能力が低下すること」、と言えば、一番わかりやすいでしょう。実際マルチスポーツのトレーニングをするうえで、短期間の休養ではパフォーマンスの低下を食い止めたり、疲労を抜いたりできないことがあれば、それは間違いなくトレーニングに問題があるということです。この状態は「ステイルネス(活力低下)」としても知られています。ステイルネスを経験した選手の多くには、その理由がわかっていません。そして休みが必要であるにも関わらず、調子を元に戻そうと、トレーニングを増やしてしまうのです。

■ありがちな間違い

ありがちなのが、トレーニングの距離を増やす、インターバルの本数を増やす、両方を増やす、といった間違いです。パフォーマンスが上がらないときに、休みを増やそうとする選手はまずいません。

 

※この記事は、『トライアスリート・トレーニング・バイブル(TTB)』篠原美穂訳・OVERLANDER株式会社(原題:『THE TRIATHLETE'S TRAINING BIBLE 3RD EDITION』ジョー・フリール著・velopress)の立ち読み版のランダム掲載分です。『トライアスリート・トレーニング・バイブル』は、『サイクリスト・トレーニング・バイブル(CTB)』の著者であるジョー・フリール氏による、トライアスロン教本の世界的ベストセラーの日本語版です。■